設計技師設計


K.F

入社年/2021年
専攻/建築学

先輩たちの背中に目標を描き、
目指すは唯一無二のスペシャリスト

01入社動機

当初は住宅メーカーを志望していたのですが、就職活動中に大場上下水道設計を通じて水道業界の存在を知り、水コンサルタントの専門性や公共性の高さに感銘を受けました。それが当社に興味を持ったきっかけです。決め手になったのは、会社訪問で触れた当社の雰囲気。限られた時間でしたが、穏やかな人が多く、上下関係も良さそうだったことが印象に残りました。「僕もこの一員になりたい」と感じて、入社を決意しました。

02担当業務について

入社してまだ6カ月。新人教育に続いて、入社3年目の先輩の下で管路設計の補助業務をしています。すでに完成している図面を資料と見比べてチェックしたり、必要な資材を確認したり。先日は初めて現場に行って施設の測量を経験しました。大学で基本的な知識は学んでいましたが、授業ではこんな高度な測量機械は使わなかったので、使い方を覚えるのに必死でした(笑)。

今は小さい現場ですが管路設計を担当させてもらい、初めての図面作成に取り組んでいます。内容は、耐震化を目的に配水管を取り替えるというもの。配水管の種類を勉強するところから始めて、上司のサポートを受けながら一歩一歩進めています。ただし今回の場合、どんな材料を使ってどの範囲を更新するかといった大まかな仕様は、すでに市の担当者と上司が協議済み。それをどう実施するかを考えるのが僕の役割です。

配水管の取り替え工事は誰しも見たことがあると思いますが、道路を掘って管を取り替え、また埋め戻すという単純な手順だと思っていました。しかし、実際の地中にはガスや電線も埋まっており、その位置関係を精確に把握することから始めなければなりません。そこで埋設状況の図面を関係各所から取り寄せたり過去の工事の資料を参考にしたりして現状を正確に把握してから、新しい配管の設計や必要な資材の検討を進めていきます。また水道工事はコストだけでなく、できるだけ断水を伴うことなく工事が最短で済むように、効率を考えることも大切です。初めての仕事で手探りですが、先輩や会社が持っているノウハウに手を引いてもらうのではなく、できるだけ自分で考えて壁に当たったら周囲を頼る。そうすることで、教えや知識を自分の中にためていきたいと思っています。

03仕事のやりがい

水道事業はそれまで意識したことはありませんでしたが、学内ガイダンスで事業内容を聞き、その専門性の高さと公共性の高さに感銘を受けました。今は仕事を覚えることに精一杯でやりがいと問われてもピンときませんが、水道に関する知識が深まってくると、どの家にも公道に近いところに水道メーターが設置されているなど、水道関係の施設が実は身の回りにあふれていることに気づきます。街を歩く時の視点や気分も変わってきて、いずれ自分の仕事がこうした街の風景に反映される日が来るのかと思うとワクワクしますね。今取り組んでいる仕事は、納期までまだ半年近くあります。最後までやり切ったらどんな気持ちになるのか、今から楽しみです。

04将来の目標

直近で明確な目標と言えるのは、「技術士補」の資格取得です。技術士補とは、技術士になるための第一歩となる国家資格。会社から受験費用や交通費などの補助をしてもらえるので、一発合格を目指します! また、将来の目標という意味では、まだ曖昧ですが「○○なら二村に」と言われるような、その分野では誰にも負けないスペシャリストに憧れています。というのも、当社の先輩社員でも得意分野が異なっており、お互いに教え合ったり刺激し合ったりしている姿を見るからです。ベテランになっても社内にリスペクトし合える存在がいる。それが専門家の集団でありながら、アットホームな雰囲気がある、当社の特長を生んでいるのかなと感じています。そんな先輩たちに近づきたいというのが、将来の目標です。

05メッセージ

就活を進めていくと、世の中にはこんなにたくさんの業種、業界があったのかと驚かれると思います。その中にあって、水道事業ほど多くの人(全てと言ってもいいかもしれません)の役に立てる仕事は、なかなかないのではないでしょうか。「かけがえのない仕事をしたい」「多くの人の役に立ちたい」そんな想いを持って企業選びをしている方は、ぜひ水道事業にも注目してみてください。

一覧に戻る