新水道ビジョンVISION

50年先、100年先を見据えた
水道施策に取り組んでいます

厚生労働省は、平成16年に「~世界のトップランナーを目指してチャレンジし続ける水道~」をテーマに掲げ、「水道ビジョン」を策定しました。水道の現状と将来見通しを分析・評価し、水道のあるべき将来像についてすべての水道関係者が共通目標を持つように働き掛けるものです。

その実現のための具体的な施策や工程を提示するために、その施策目標は[安心][安定][持続][環境][国際]の5つに分類され、全国の水道事業体もこれらの施策目標に沿って主要施策を掲げた「地域水道 ビジョン」を策定し、各種施策を推進してきました。

平成20年度には策定後5年の経過によるレビューを実施し、「水道ビジョン」を改定。そして、平成25年3月には人口の減少、料金収入の減少、施設更新需要の増大および東日本大震災の被災経験を踏まえ、水道を取り巻く時代の転換期において「地域とともに、信頼を未来につなぐ日本の水道」を基本理念とする再改訂を実施。世界のトップランナーとしてのバトンを未来へつなぎ、水道技術を次世代に継承する段階に至ったと判断し、「新水道ビジョン」を公表しました。

「新水道ビジョン」では、理想の水道像を[安全][強靭][持続]の3つの視点から捉え、関係者間で共有することになっています。

今、水道に関連する組織、関係者は「新水道ビジョン」の方向性を共有し、50年、100年先を見据えた施策に取り組もうとしているところです。

水道の理想像

時代や環境の変化に対して的確に対応しつつ、水質基準に適合した水が、
必要な量、いつでも、どこでも、誰でも、合理的な対価をもって、持続的に受け取ることが可能な水道

  • 強靭な水道強靭

    自然災害等による被災を最小限にとどめ、被災した場合であっても、迅速に復旧できるしなやかな水道
  • 水道サービスの持続持続

    給水人口や給水量が減少した状況においても、健全かつ安定的な事業運営が可能な水道
  • 安全な水道安全

    全ての国民が、いつでも、どこでも、水をおいしく飲める水道

50年後、100年後を見据えた水道の理想像を提示し、関係者間で認識を共有

参考:厚生労働省「新水道ビジョン」より